確定申告の季節が近づくと、帳簿づけの手間に頭を抱える個人事業主は多いです。会計ソフトを一つ入れておくと、日々の記帳から申告書づくりまでがぐっとラクになります。今回は買い切りで選べる3本を紹介します。
この記事で紹介する会計ソフト3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | みんなの青色申告25 | ![]() |
個人事業主に絞った作り | Amazon楽天 |
| 2位 | 会計王25 | ![]() |
法人化まで見据えられる | Amazon楽天 |
| 3位 | ジョブカンDesktop 青色申告 | ![]() |
安さと分かりやすさ | Amazon楽天 |
会計ソフトはクラウドと買い切り、どちらが向く?
会計ソフトには、毎月払うクラウド型と、一度買えば長く使える買い切りのインストール型があります。同じソフトを3年以上使う前提なら、買い切りのほうが総額を抑えやすいのが大きな違いです。
クラウド型は法改正への対応が自動な代わりに、毎年の費用がかかります。取引がそれほど多くなく、決まったパソコンでじっくり作業したい個人事業主には、買い切り型が合いやすいです。今回は、その買い切りタイプから3本を選びました。
- e-Taxに対応し、65万円の控除をねらえるか
- 簿記が苦手でも、案内に沿って進められるか
- いまは個人でも、将来の法人化まで見据えるか
特に大事なのが、e-Taxでの電子申告に対応しているかどうかです。青色申告で65万円の控除を受けるには電子申告などが要件になるので、ここは必ず確認しておきましょう。

ぼく、去年はエクセルで頑張ったんですけど、途中で何が何だか分からなくなっちゃって…。
個人事業主に選ばれている会計ソフト おすすめ3選
実際に触った感想と、購入者のレビューを合わせて3本を並べました。全部を私が使い込んだわけではなく、1本は自分の申告で使い、残りはレビューや販売店の声を参考にしています。
第1位:みんなの青色申告25 個人事業主専用

私が自分の確定申告で使っているのがこれです。ソリマチの買い切り型で、個人事業主が必要とする機能に絞ってあるので、画面がごちゃつかず迷いにくいのが気に入っています。
取引を入力すると帳簿へ自動で反映され、青色申告決算書や確定申告書まで案内に沿って作れます。買い切りながら、購入から最大15か月は最新版へ無償で更新できるので、年をまたいでも安心して使えました。
ただし、Windows向けのデスクトップソフトなので、Macでそのまま使うことはできません。Macで作業したい人は、次に紹介する製品やクラウド型も検討したほうがよいです。

個人事業主専用って割り切りが、迷いを減らしてくれますよね。はじめての申告ならこれで十分すぎるぞ!!
個人事業主に絞った買い切り
第2位:会計王25 法人と個人に両対応する会計ソフト

同じソリマチの会計ソフトですが、こちらは法人にも個人にも対応した一本です。私は使っていないので、購入者のレビューをもとに紹介します。
レビューで多いのは「個人で始めて、あとから法人化しても同じ操作感で続けられる」という声でした。事業が育っていく前提の人に選ばれているようです。
注意点は、個人専用のソフトに比べると項目が多く、最初はやや情報量が多く感じられることです。個人の申告だけが目的なら、1位のほうがすっきり使えるかもしれません。
法人化まで見据えられる
第3位:ジョブカンDesktop 青色申告 パッケージ版

もとは「ツカエル青色申告」として親しまれてきた、低価格の買い切りソフトです。価格が手ごろなうえ、画面が直感的で、はじめてのインストール型でも操作に迷いにくいのが持ち味です。
複式簿記の記帳から決算書や申告書づくりまで、必要なところはきちんとカバーしています。とにかく費用を抑えて青色申告を始めたい人に向いています。
正直に言うと、上位2本に比べると付随するサポートや連携はあっさりめです。ただ、その割り切りが価格の安さにつながっているので、シンプルさを求める人にはむしろ好都合だと感じます。
安さと分かりやすさ
3本を同じ目線で見比べてみた
対象や買い切りの安さ、初めての人でも使えるかで並べました。星は私が触った感触と利用者の声を合わせたもので、多いほど良い見方です。
| 商品名 | 主な対象 | 買い切りの安さ | 初めてでも使えるか | 申告までの案内 |
|---|---|---|---|---|
| みんなの青色申告25 | 個人事業主 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 会計王25 | 個人と法人 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ジョブカンDesktop | 個人事業主 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
個人の申告だけなら1位、法人化まで見据えるなら2位、とにかく安く始めたいなら3位、というのが私なりの分け方です。
使い始めたら早めにやっておきたいこと
会計ソフトを入れたら、まず銀行口座やクレジットカードの明細を取り込む設定をしておくと、あとの入力がぐっと軽くなります。私は事業用の口座を分けて、その明細だけをソフトに読ませています。
そして、記帳は月に一度でもよいので、こまめに進めておくのが結局いちばんラクです。申告直前に一年分をまとめて入力しようとすると、毎年きまって時間に追われることになります。
e-Taxで提出するなら、マイナンバーカードとカードを読み取る機器も先に用意しておきましょう。ここまでそろえておくと、申告の当日に慌てずに済みます。
会計ソフトと一緒にそろえておくと安心なもの
ソフトだけでなく、申告まわりの道具をそろえておくと作業がなめらかになります。私が確定申告の時期に手元に置いているものを挙げておきます。
なかでもICカードリーダーは、e-Taxでの電子申告に使うと便利です。65万円の控除をねらうなら電子申告が要件になるので、一つ持っておくと毎年役立ちます。
どの会計ソフトを選べばいい?
迷ったら、まず自分が個人の申告だけで足りるのか、将来の法人化まで見据えるのかで分けてください。個人だけなら1位のみんなの青色申告、法人化も視野なら2位の会計王が向いています。
とにかく安く始めたいなら3位のジョブカンが手ごろです。どれも買い切りなので、一度そろえれば毎年の帳簿づけと確定申告を長く支えてくれます。
西村 隆之パソコンソフトや周辺機器を得意とするプロライター。筆者は自分でも個人事業の確定申告をしており、メーカーや販売店への取材とあわせて記事を書いています。初めての人がつまずかないよう、正直な使い心地を伝えることを大切にしています。


