スツールとは、背もたれとひじ掛けが無い1人掛けの椅子のことです。座面と脚だけの作りなので、椅子より軽くて場所を取らず、腰掛けるほかに、足を乗せる台、荷物置き、踏み台、サイドテーブルの代わりにも使えます。高さは40〜45cmの普通の型、60〜75cmのカウンター用のハイスツール、25〜30cmのローの型があり、中に物を入れられる収納型や、折りたたみ型もあります。以下、椅子との違い、種類、向く場面、選び方、向く3点、よくある疑問を、疑問に答える形で書きます。
スツールと椅子は何が違うの?
一番の違いは、背もたれの有無です。椅子は背もたれに体を預けて長く座る道具、スツールは背もたれが無いぶん軽くて向きを選ばず、短い時間ちょっと腰掛ける道具で、食事や仕事で1時間以上座る場所には椅子、玄関で靴を履く、キッチンで作業の合間に座る、来客のときに1脚足す、といった場面にはスツールが向きます。背もたれが無いので姿勢が崩れやすく、長く座ると腰に負担がかかりますが、その代わり体をひねっても座り直せて、テーブルの下やベッドの脇に押し込んで片づけられます。
| 項目 | スツール | 椅子 |
|---|---|---|
| 背もたれ・ひじ掛け | 無い | ある |
| 向く時間 | 30分まで | 1時間以上 |
| 重さ | 1〜4kg | 4〜10kg |
| 置く向き | どの向きでも座れる | 前が決まっている |
| 座る以外の使い方 | 足置き、荷物置き、踏み台、小さな台 | ほぼ座るだけ |
| 価格の目安 | 1,000〜10,000円 | 5,000〜30,000円 |
スツールにはどんな種類があるの?
| 種類 | 高さ | 向く場面 |
|---|---|---|
| 普通のスツール | 40〜45cm | 食卓の予備、玄関、キッチン、デスクの脇 |
| ハイスツール(カウンタースツール) | 60〜75cm | キッチンカウンター、バーカウンター |
| ロースツール | 25〜35cm | 子ども、玄関の靴履き、ソファの足置き、風呂 |
| 収納スツール | 30〜45cm | 座面を開けて中に物を入れる。リビングの小物、おもちゃ |
| 折りたたみスツール | 30〜45cm | 来客用、キャンプ、車に積む |
| ステップスツール(踏み台) | 20〜30cm | 高い棚の物を取る。座面が広く座れる |
スツールは高さで用途が決まり、食卓やデスクに合わせるなら座面40〜45cm、キッチンカウンター(高さ85〜95cm)に合わせるなら60〜65cm、子どもや靴履きなら25〜35cmで、テーブルの天板から座面までが27〜30cmになる高さを選ぶと、座ったときにひじが天板に自然に乗ります。座面の素材は、木は硬いが拭くだけで手入れが済み、布やファブリックはやわらかいが汚れが染みやすく、合成皮革は拭けて座り心地もその中間です。
スツールはどんな場面で役に立つの?
家の中で、スツールが1脚あると助かる場面は5つあります。玄関で靴を履くとき、キッチンで煮込みを待つあいだ、ソファの前に置いて足を伸ばすとき、来客で椅子が足りないとき、ベッドや洗面所の脇に小物やタオルを置く台がほしいときで、1脚をこの5つで使い回せるのが、椅子には無いスツールの値打ちです。座面が平らな木のスツールは、鉢植えやランプを置く小さな台にもなり、部屋の隅に置いても圧迫感がありません。
スツールを選ぶときは何を見ればいいの?
見るのは4つです。1つ目は座面の高さで、合わせるテーブルやカウンターの天板から27〜30cm下、2つ目は座面の広さで、30cm角が最低、ゆったり座るなら35cm以上、3つ目は耐荷重で、大人が座るなら80kg以上、踏み台にも使うなら100kg以上、4つ目は重さで、持ち運んで使うなら2kg以下、置きっぱなしなら3〜4kgの安定した型を選びます。脚の先にフェルトやゴムが付いているかも見ておくと、床に傷が付かず、動かしたときの音も出ません。折りたたみ型は、開いたときにロックが掛かるかを確かめ、掛からない型は子どもには使わせません。
向く3点
用途の違う3つを選びました。価格は2026年9月19日時点のAmazonの表示です。
東谷 HOW-009NA 木製スツール
東谷の天然木の丸いスツールで、座る、置く、飾るのどれにも使える基本の型です。脚が細く軽いので持ち運びやすく、座面が平らなので鉢植えやランプを置く台にもなり、北欧の家具と合わせやすい色で、価格は約3,247円です。玄関やリビングの隅に1脚置きたい人に向きます。
武田コーポレーション 折りたたみ 収納スツール
座面を外すと中に物が入り、使わないときは平らにたためる収納スツールです。30cm角の高さ30cmで、リモコンやおもちゃ、ひざ掛けを中に入れられ、来客のときに広げて椅子にでき、価格は約1,078円と3点で一番安いです。リビングの小物を隠したい人、来客用に1脚しまっておきたい人に向きます。
山崎実業 tower 踏み台 H30
山崎実業のtowerシリーズの踏み台で、座面が広いのでスツールとしても使えます。幅40cm、高さ30cmの完成品で、高い棚の物を取る踏み台、玄関の靴履きの腰掛け、キッチンの作業の合間の椅子の3役をこなし、価格は約6,935円です。踏み台と椅子を1つで済ませたい人に向きます。
よくある疑問
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| オットマンとスツールの違いは? | オットマンはソファの前に置く足置き専用で、座面がやわらかい。スツールは座るのが主で、足置きにも使える |
| ベンチとは違う? | ベンチは2人以上が横に並んで座る長い型。スツールは1人用 |
| デスクの椅子にスツールを使っていい? | 30分までの作業なら。1時間以上座るなら背もたれのある椅子にする |
| スツールに立って高い所の物を取っていい? | 踏み台として作られた型だけ。普通のスツールは脚がぐらつき、転ぶ |
| 木のスツールは重い物を置いても大丈夫? | 耐荷重の範囲なら。ほとんどが80〜100kgで、鉢植えや本は問題ない |
| 布の座面が汚れたら? | 中性洗剤を薄めた布でたたく。染みが気になる人は合成皮革か木を選ぶ |
スツールとは、背もたれとひじ掛けの無い1人掛けの椅子で、軽くて向きを選ばず、座る以外に足置き、荷物置き、踏み台、小さな台として使い回せる家具です。合わせるテーブルやカウンターの天板から27〜30cm下の座面の高さ、30cm角以上の座面、80kg以上の耐荷重、持ち運ぶなら2kg以下の重さ、この4つを見て選べば、1脚で玄関からリビングまで役に立ちます。まず、家のどこで一番使うかを決めて、その場所のテーブルやカウンターの高さを測ってから選んでください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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