Wi-Fiルーターに2万円は出せない、でも遅いのは嫌だ。
そんな欲張りな条件で、8000円前後の3台を試しました。
この記事で紹介する安いWi-Fiルーター3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | バッファロー WSR-3000AX4P | ![]() |
国内定番の売れ筋機 | Amazon楽天 |
| 2位 | エレコム WRC-X1500GS2 | ![]() |
一人暮らしの相棒枠 | Amazon楽天 |
| 3位 | TP-Link Archer AX3000 | ![]() |
速さ重視ならこれ | Amazon楽天 |
安いルーター選びで削っていい機能、削ってはいけない機能
安い機種を選ぶコツは、削る場所を間違えないことに尽きます。
削ってはいけないのはWi-Fi 6対応とIPv6対応、削っていいのは10Gポートやゲーミング系の飾り機能です。
Wi-Fi 6対応機は複数台の同時接続に強く、スマホ2台とPCとテレビがぶら下がる家でも詰まりにくくなります。
IPv6は夜の混雑を避ける通り道で、対応の有無で夜9時の体感が別物になります。
逆にアンテナ本数や最大速度の数字は、ワンルームや1LDKならそこまで効きません。
回線契約が1Gbpsまでなら、ルーター側だけ2.5Gや10Gにしてもお金の置き場所を間違えることになります。
量販店で聞いた売れ筋も、この価格帯では「Wi-Fi 6対応で1万円未満」に集中しているそうです。
高い機種との差が出るのは、接続台数が20台を超えるスマート家電だらけの家か、3階建てのような縦に長い家です。
そこに当てはまらないなら、浮いたお金を回線契約のグレードアップに回すほうが体感は上がります。

値段の差はアンテナと飾り機能の差で、基本の通信品質は安くても意外と戦えるんですよね。
安いWi-Fiルーターのおすすめ3台を本音で紹介
量販店で売れ筋を聞き、自宅で1週間ずつ入れ替えて試した3台です!
第1位:バッファロー 無線LAN親機 Wi-Fi 6 2401+573Mbps WSR-3000AX4P/DBK

量販店のスタッフに「迷ったらこれを売ってる」と教えてもらった国内定番機です。
Wi-Fi 6の2401Mbpsに対応していて、この価格帯で2LDKまでカバーできる電波の太さは頭ひとつ抜けています。
古いルーターからの買い替えなら、引っ越し機能で設定を丸ごと移せるのも実際ラクでした。
我が家では風呂前の廊下で切れていた動画が、置き替えた日から切れなくなりました。
ただ、本体が縦長で少し場所を取るため、狭い棚に押し込みたい人は寸法を測ってから買ってください。
初めての1台にも買い替えにも勧めやすい、優等生タイプです。
BUFFALO 無線LAN親機 Wi-Fi 6 11ax 2401+573Mbps WSR-3000AX4P/DBK
迷ったらこれ!国内定番の売れ筋機
第2位:エレコム Wi-Fiルーター Wi-Fi 6 AX1500 IPv6対応 WRC-X1500GS2-B

5000円前後で買えることが多い、価格破壊気味の1台です。
えっ、Wi-Fi 6とIPv6対応でこの値段って計算合ってる!?と店頭で二度見しました!!
ワンルームから1LDKの一人暮らしなら、これで足りないケースがほぼ思いつきません。
「ビームフォーミングZ」でスマホを狙って電波を飛ばすので、ベッドの上の寝ながらスマホも安定します。
ただ、3LDK以上や2階建てだと電波の端が弱く、広い家のメイン機には向いていません。
実家の親のワンルーム用に買い足しましたが、設定はスマホから10分で終わりました。
エレコム Wi-Fiルーター Wi-Fi 6 AX1500 1201+300Mbps IPv6(IPoE)対応 有線Giga WRC-X1500GS2-B
5000円前後の価格破壊!一人暮らしに

広い家に安い1台で挑むより、安い機種2台のメッシュ構成のほうが個人的にはおすすめです。
第3位:TP-Link Wi-Fiルーター Wi-Fi 6 AX3000 EasyMesh対応 Archer AX3000

安い価格帯なのに2402Mbpsの速度が出せる、数字に強いTP-Linkらしい1台です。
EasyMesh対応なので、あとから対応機を買い足せばメッシュ網に育てられます。
最初は1台で使い、手狭になったら増やすという段階的な組み方ができるのは、安く始めたい人と相性抜群です。
専用アプリTetherの初期設定も迷いどころがなく、壁掛けにも対応します。
正直、管理画面の日本語がところどころ直訳っぽくて、細かい設定を触る時だけ首をかしげます。
それでも速度と値段の比率で見ると、この3台の中で一番の暴れん坊です。
TP-Link Wi-Fiルーター Wi-Fi 6 AX3000 2402+574Mbps IPv6対応 EasyMesh Archer AX3000
速さの数字で選ぶならこの価格帯の頂点!
3台の使い分けを体感ベースで表にすると、こうなります。
| 商品名 | 向いている間取り | 設定のとっつきやすさ | 夜9時の混雑への強さ |
|---|---|---|---|
| バッファロー WSR-3000AX4P | 1LDKから2LDK | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| エレコム WRC-X1500GS2 | ワンルームから1LDK | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| TP-Link Archer AX3000 | 1LDKから2LDK | ★★★★☆ | ★★★★★ |
安いルーターの力を引き出す置き場所のコツ
同じ機種でも、置き場所で速度が2倍変わることがあります。
床から1m以上の高さで、家の中心に近い開けた場所に置くのが基本です。
テレビの裏や金属ラックの中は、電波が吸われて一番もったいない置き方です。
屋外向け機器の記事ですが、電波と障害物の関係はこの説明がわかりやすかったので引用します。
引用元 防水アクセスポイントのおすすめ6選(ミニランベスト)
家の中でも理屈は同じで、金属と水回りを避けるだけで届き方が変わります。
水槽の隣に置いていた友人宅では、1m横にずらしただけで2階の速度が目に見えて改善しました。
電子レンジの近くも要注意で、レンジ稼働中だけ動画が止まる家はだいたいこれが原因です。
置き場所を変えたら、スマホの速度計測アプリで各部屋を測って回ると効果がはっきりわかります。
計測は朝と夜の2回やると、混雑の影響と置き場所の影響を切り分けられます。
買い替え時にやると得する3ステップ
古いルーターからの乗り換えは、順番を決めておくと30分で終わります。
先に回線側のIPv6契約を確認し、次に新ルーターを設定し、仕上げに旧機を初期化して処分します。
IPv6は契約済みでもルーター側の設定がオフのことがあり、ここを見落とすと安い新品でも遅いままです。
旧機の処分は自治体の小型家電回収か、量販店の回収ボックスが使えます。
初期化を忘れるとWi-Fiのパスワードが残ったままになるので、処分前に必ずリセットボタンを長押ししてください。
安く買っても安心して使うためのセキュリティ習慣
安さと安全は別の話なので、ここだけは手を抜かないでください。
管理画面の初期パスワード変更と、ファームウェアの自動更新オンの2つは購入日にやる価値があります。
暗号化方式はWPA3が選べるならWPA3にして、来客用は分離されたゲストSSIDを渡すのが行儀の良い運用です。
型落ちの中古機を避けたい理由もここで、更新が止まった機種は安くても守りが薄くなります。
数千円の現行機を数年で乗り換えるサイクルが、結局いちばん安全で財布にも優しいやり方です。
スマホの管理アプリが用意されている機種なら、更新通知を受け取れるので放置事故が減ります。
家族の誰も触らない「押し入れの上の黒い箱」にしないことが、安いルーターと長く付き合う一番のコツです。
西村 隆之PC周辺機器を得意とするライター。量販店の売り場スタッフへのヒアリングとメーカー公開情報のリサーチをもとに執筆しています。今回は筆者の自宅と実家で3台を1週間ずつ入れ替え、夜の混雑時間帯の速度を測りながら選びました。


