こたつを片付けようとして、布団を持ち上げたら食べこぼしと汗のにおいが気になった。
家の洗濯機に押し込もうとしても、半分も入りません。
そのまま押し入れに入れると、次の冬に出したときにカビ臭くなっています。
コインランドリーなら、洗濯表示さえ合っていれば90分で洗って乾かして持ち帰れます。
読み終わるころには、自分の布団が洗えるかどうかと、持っていく小銭の額、店での動き方が決まります。
こたつ布団はコインランドリーで洗える?
洗えます。
洗濯表示に水洗いのマークとタンブラー乾燥のマークがあり、どちらにも×が付いていなければ、コインランドリーで洗って乾かせます。
コインランドリーの洗濯機は家庭用より大きく、15kgから22kgの機械が置いてあります。
長方形のこたつ布団1枚は、この大きさなら余裕をもって回ります。
乾燥機も大型なので、家で2日かけて干す代わりに60分で乾きます。
洗濯表示が「手洗い」だけの布団や、洗濯おけに×が付いた布団は、コインランドリーでは洗えません。
この場合は浴槽での踏み洗いか、クリーニングに出します。
洗う頻度は、家族で毎日使う家なら1か月から2か月に1回、一人暮らしなら1シーズンに1回が目安です。
こたつ布団は上に手や足を乗せて食事もするので、見た目がきれいでも汗と食べこぼしがたまっています。
洗える布団の見分け方は洗濯表示、キルティング、ほつれの3つ
店に着いてから洗えないと分かると、往復の手間が無駄になります。
家を出る前に、洗濯表示、キルティング加工、ほつれや破れの3つを見れば、店で困ることはありません。
1.洗濯おけのマークに×が無いか
洗濯おけの形のマークが、水洗いできるかどうかの印です。
おけの中に数字があれば、その温度までの水で洗えます。
おけに手が描かれていれば手洗いだけで、洗濯機は使えません。
おけに×が付いていれば、水では洗えない布団です。
2.タンブラー乾燥のマークに×が無いか
四角の中に丸が描かれたマークが、乾燥機を使えるかどうかの印です。
丸の中の点が1つなら低い温度、2つなら高い温度まで使えます。
このマークに×が付いていると、洗濯はできても乾燥機には入れられません。
その場合は、脱水まで店で済ませて、濡れたまま持ち帰って家で干します。
3.キルティング加工があるか
表面に格子やひし形の縫い目が入っている布団が、キルティング加工の布団です。
縫い目で中綿を押さえているので、洗っても綿が片側に寄りません。
縫い目が無い布団は、洗濯機の中で綿が偏って、乾いたあとに厚みがでこぼこになります。
縫い目が無い布団は、コインランドリーではなくクリーニングに出したほうが形が残ります。
4.ほつれや破れが無いか
縫い目がほどけている所や、生地が破れている所があると、洗濯中にそこから中綿が飛び出します。
飛び出した綿は機械の中に散らばり、次に使う人にも迷惑がかかります。
小さなほつれなら、家で縫ってから持っていきます。
手のひらより大きな破れは、洗わずに買い替えを考えたほうが早いです。
料金の目安は1枚1,800円前後、時間は90分
こたつ布団1枚を洗って乾かすと、合計で1,600円から2,200円かかります。
洗濯が30分で1,000円前後、乾燥が60分で800円前後、合わせて1,800円前後、90分が目安です。
店や機械の大きさで前後するので、行く前に店の料金表を見ておくと小銭の準備が楽です。
| 使う機械 | 料金の目安 | 時間 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 洗濯機だけ | 600円から1,200円 | 30分 | 乾燥機が使えない布団 |
| 乾燥機だけ | 600円から1,000円 | 60分 | 家で洗った布団を乾かす |
| 洗濯乾燥機 | 1,000円から1,800円 | 60分+追加乾燥30分 | 移し替えの手間を省きたい |
洗濯機と乾燥機を別々に使う方法と、1台で両方をやる洗濯乾燥機を使う方法があります。
洗濯乾燥機は移し替えの手間がありませんが、60分のコースだけでは中まで乾かないことが多いです。
トーセイの記事でも、コース終了後に30分から1時間の追加乾燥をすすめています。
追加分を足すと料金は別々に使うのと変わらないので、乾燥機を選べる分だけ別々のほうが失敗が少ないです。
クリーニングに出すと店舗で1枚3,000円ほど、宅配で6,000円ほどかかります。
コインランドリーは、その3分の1から半分の金額で済みます。
機械は布団の重さで選ぶ、1枚なら15kg以上が目安
コインランドリーには12kg、17kg、22kgなど大きさの違う洗濯機が並んでいます。
こたつ布団1枚なら12kgから17kgの洗濯機と14kg以上の乾燥機、2枚まとめて洗うなら22kgの洗濯機と25kgの乾燥機を選びます。
この数字は、機械に入れられる乾いた布類の重さです。
こたつ布団1枚は2kgから4kgなので数字だけ見ると小さい機械でも足りそうですが、かさがあるので中で回らなくなります。
洗濯機は布団を入れて上に3分の1ほどの空きがある大きさ、乾燥機は容量の半分くらいまでに布団を収めるのが目安です。
乾燥機は布団が中で回って初めて熱が全体に当たります。
ぎゅうぎゅうに入れると、外側だけ乾いて中綿が湿ったままになります。
迷ったら、店で一番大きい乾燥機を選んでください。
料金の差は100円から200円で、生乾きでもう一度回すよりも安く済みます。
100円玉20枚ほど、洗濯ネットか綿のひも、布団を入れる大きな袋、乾燥機の熱が残っているうちに運べる車か自転車のかご
コインランドリーでの洗い方は6ステップ
店でやることは6つで、待ち時間を除けば手を動かすのは15分ほどです。
ゴミを落とす、汚れを予洗いする、ひもで縛る、洗濯機に入れる、乾燥機に移す、途中で裏返す、この6つの順で進めます。
1.家でゴミとほこりを落とす
ベランダで布団たたきか手で軽くたたき、食べかすとほこりを落とします。
ペットの毛が付いていれば、粘着テープで取ってから持っていきます。
毛や食べかすが機械の中に残ると、次の人の洗濯物に付くからです。
2.シミの部分だけ予洗いする
みかんの汁やしょうゆのシミは、洗濯機に入れるだけでは落ちません。
家で、シミの部分に中性洗剤をつけて、指で軽くもんでおきます。
こすると生地が傷むので、押さえる程度で止めます。
3.三つ折りにして綿のひもで縛る
布団を縦に三つ折りにしてから、端から丸めます。
丸めた布団を綿のひもで2か所から3か所縛るか、大きな洗濯ネットに入れます。
縛ると中で広がらず、綿の偏りと型崩れを防げます。
ひもは洗濯機の中でほどけないよう、固く結んでください。
4.洗濯機に入れて標準コースで回す
洗剤は機械が自動で入れる店が多く、持参は不要です。
自分で入れる店では、中性洗剤を洗濯機の表示どおりの量にします。
コースは「ふとんコース」ではなく、標準の洗濯コースで問題ありません。
洗濯が終わるまで30分で、その間に乾燥機の空きを見ておきます。
5.ひもを外して乾燥機に移す
乾燥機に入れる前に、ひもと洗濯ネットを必ず外します。
縛ったまま乾燥機に入れると、ひもの内側に熱が届かず、そこだけ湿ったままになります。
直前まで誰かが使っていて熱が残っている乾燥機を選ぶと、温まるまでの時間が短くて済みます。
6.30分たったら一度出して裏返す
乾燥は60分を目安に回します。
途中の30分で一度取り出し、内側と外側をひっくり返して戻します。
こうすると、内側にたたまれていた部分にも熱が当たり、全体が同じように乾きます。
終わったら布団の真ん中に手を入れて、冷たさや湿り気が無いかを確かめます。
つまずきやすいのは乾燥のやりすぎと生乾きの2つ
洗濯そのもので失敗することは少なく、困るのは乾燥の加減です。
乾燥機は60分以内で止め、取り出したときに中綿が少しでも湿っていれば家で干し足す、この2つを守れば布団は傷みません。
コインランドリーの乾燥機は60度から80度の熱風が出ます。
こたつ布団の中綿はポリエステルが多く、長く熱を当てると綿がつぶれて、ふくらみが戻らなくなります。
表面の生地もフランネルや起毛の物は熱で毛羽が固まります。
60分で乾かなかったら、追加で回すのではなく家で仕上げ干しに切り替えてください。
反対に、表面が乾いているからと安心して袋に入れると、中綿の湿気で生乾きのにおいが出ます。
エレクトロラックス・プロフェッショナルの記事でも、厚みのあるこたつ布団は表面が乾いても中綿が湿っていることがあると注意しています。
持ち帰った日は広げて半日、収納は翌日
店で乾かした布団は、家に着いてからひと手間かけると次の冬まで臭いが出ません。
持ち帰ったら物干しか椅子2脚に広げて半日置き、収納するのは翌日にします。
乾燥機から出した直後は布団に熱がこもっていて、その熱が冷めるときに中の水分が表に出てきます。
広げて置いておけば、この水分が空気中に逃げます。
晴れた日なら外に2時間ほど干すと、乾燥機で残った湿り気が抜けます。
収納は、圧縮袋ではなく不織布の布団袋か、風呂敷や大きな布で包む方法が向いています。
圧縮袋は場所を取りませんが、中綿がつぶれて次に出したときのふくらみが減ります。
押し入れの下段は湿気がたまりやすいので、上段か、すのこの上に置きます。
これで、洗える布団の見分け方、店での動き方、持ち帰ってからの干し方まで決まりました。
こたつを片付ける前に、まず布団のふちのタグをめくって、洗濯おけと四角のマークに×が無いかを見るところから始めてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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